46歳で父になった社会学者

著者名 工藤保則
出版社 ミシマ社
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「男性の失敗話、女性の苦労話ではない、育児の語られ方がもっとあってもいいはずだ」と著者は言う。産後、体調を崩した妻とは、二人で家事・育児をしていかないと暮らしが回らない。育児に取り組むというより「育児の真っ只中」な日常生活が書かれている。子どもの成長を信じること。成長を通じて自分も周りも変わっていくこと。周りの優しさを信じること。子どもと一緒に生きる中での驚きや優しさにあふれた一冊。