マイノリティの「つながらない権利」

著者名 雁屋優
出版社 明石書店
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数々のマイノリティ性がある著者は、マイノリティの人が欲しい情報を得るためには、マジョリティの人よりも時間と労力を割いて取りに行く必要があり、それには著者自身が苦手なコミュニケーション能力を強いられる事を問題視し、「つながらない権利」の必要性について投げかけている。
インタビュー形式の3名との対話では、この権利についてどう考えるかを深めながら、当事者コミュニティとのつながり方、差別が作り出される社会構造、能力主義や家父長制の考え方など、著者の気づきや変化も興味深い。
「つながらない権利」を考えるだけでなく、どう生きるかを選択できる社会について改めて考えさせられる一冊。