入れたくなくても次々目に入ってくるSNS、テレビ、雑誌、電車の中などの広告。この本では、同じ映画ポスターでもタイトルやキャッチコピーなどの『言葉』と、写真やデザインなどの『視覚表現』の違いで印象が変わること。脱毛・美容広告における【女子力】【できる男】などといった制作側のイメージが、広告を見る側のジェンダー観や認知に影響を及ぼしているかなどが分析されている。
日常生活でモヤモヤした感情が生まれたら「いちいち考えすぎ」と受け流さず、“押し付けられたジェンダー観”を誰かと共有したり、自分の価値観を問い直したくなる一冊。
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